asagi maeda life work blog
2009-07-07T23:50:07+09:00
aasaag
This blog is about Asagi Maeda's jewelry works and her diary. Please click "art jewelry 2005~2006" (below the calender)to see pictures of her recent works! 作品はカテゴリーのart jewelryから見れます
Excite Blog
新しいウェブサイト、新しいブログへ。
http://asag.exblog.jp/10571924/
2009-07-07T23:50:10+09:00
2009-07-07T23:50:07+09:00
2009-07-07T23:50:07+09:00
aasaag
未分類
www.asagimaeda.com
それに伴って、ブログも新しくしました!
ウェブサイトの中からブログが見れます。
ココからも飛べます。
なので、これからはそちらのブログに更新して行きたいと思っておりますので、引き続きご愛読よろしくお願い致します!
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大掃除
http://asag.exblog.jp/10024500/
2009-04-11T00:08:06+09:00
2009-04-11T00:09:35+09:00
2009-04-11T00:09:35+09:00
aasaag
未分類
今回のテーマは、捨てる事。そして、スッキリ整理すること。
アトリエと言っても、実家の自分の部屋だったのを、3年前にベットだけを隣の部屋に移動して、実際生活用品も何もかも全部この部屋にあったのですが、生活のものは全て隣の部屋に引っ越しして、ここはアトリエだけにするのです。
この大掃除は、もう去年の夏くらいからやりたいやりたいと思っていたのですが、展示が続いて全く暇を持てませんでした。
それで、今年はアメリカに行くのを諦めて、思い切って掃除&部屋の改造をしようと思ったのです。
いざ初めてみたら、思った以上に大変でした。
掃除をするのがへたくそだからか、逆に散らかってしまって、大変なことになっています。
全然違う空間にしようと思っているし、実家なので赤ちゃんの時のものから何もかも色んなものがあるのです。
部屋の中で、様々な過去に会いました。タイムトリップばかりしていて、何一つはかどらない日もありました。
昔の写真や日記、お手紙、もう山のようにあります。捨てる気満々でしたが、ひも解いてみると、本当に宝物ばかりで、やっぱり捨てられず。この辺は結局取っておくことにしました。
そして、物を捨てながら、つくづく思ったことは、もうゴミになるようなものは買わない。という気持ち。
燃えないゴミは、特に心苦しいです。
そして、気がついた事。
ジュエリーはエコだ。ということ。
なぜなら、金属はまた溶かして使えるからです。石だって、高価だから、リフォームという形でリサイクルされていく。
そう思うと、地球にやさしい仕事で本当に良かった!と思いました。
なんだか今年は、この大掃除&夏のアートの展示で、私自身とてもリセットされそうです。
一歩ひいて、色々見渡してみる、要らない物は捨てて、本当に大切なものだけをすくい取る。
そういう作業がとても必要だったように思います。
部屋がきちんと整理されて、広い空間が出来たら、頭の中も整理されて、心に余裕も出来る事でしょう。。。
今年に入ってから、私の頭をくるくるとまわる言葉。
捨てる。シンプルになる。何も無くなったところで、浮かんでくるもの。または、何も浮かんでこなくても良いと思える心の余裕。
空間。心の空間。静けさ。
響き。響き合う。
音の響くような作品を作りたいと思っているのです。
響かせるために空間が必要で、そのために整理して捨てることが大切だったのかもしれません。
自分でも、夏の展示には一体どんなものを作ったら良いのか、まだちっとも考えついていないのです。
掃除をしたら、何か見えてくるのでしょうか。
色々なものが見えて、そして消えて行きます。
静かな心で、スクッとそんな中から何かを掴み、形に出来たらと思っています。
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刻の余韻
http://asag.exblog.jp/9790774/
2009-03-08T23:00:30+09:00
2009-03-08T23:01:44+09:00
2009-03-08T23:01:44+09:00
aasaag
未分類
ガラス工場で職人が打ち捨てた吹きガラスの破片を10年ほど撮り続けた作品たちでした。
写真というのは、非常に不思議です。もう一歩向こう側を見せてくれるように。
繊細なガラスの破片、モノクロの写真。まるで木炭デッサンのような、しっとりとした静かな作品でした。
写真家の松本路子さんとのトークにお伺いしたのですが、その中でとても印象に残った事。
「ガラスというのは、水のような状態で、つまりまた熱を加えれば、溶けて形が変容する。陶器なんかは、冷めて固まってしまえば、もう熱を加えても元には戻らない。でも、ガラスは溶けて、別のものになる。だから今ただこの形に留まっているという状態。」
なるほどー!と思いながら、ああ金属もそうだなあと思う。
今、私の作る形に留まっているだけという金属を使って制作している、というのは、なんだか、言葉で形容しがたいけれども、自分の中でとてもピンとくるものがありました。
岩本さんは、とてもゆっくりした方で、この展示も構想10年らしいです。
そして、一枚一枚、たっぷりと時間をかけて一人で楽しみたいと思うような写真。
私は心の中の奥底には、誰も知らない花が誰のためでもなく、実はひっそりと咲いているのではないか、と思っていて、その花のイメージがモノクロで自分の中に実はあるのです。
見ようとするとそっぽを向いてしまうような、暗闇に咲く、白い美しい花。
「美」という言葉を、イメージに置き換えた時、この花が浮かびます。
いつか作りたいと思っているモチーフの一つです。
そして、岩波さんの写真を見た時、「あの花だな」と思いました。
この花を追いかけるには、ゴチャゴチャ生きていては駄目なのです。
ずーんとペースダウンして、ゆっくりじっくり、心が一つの音になるまで、全てをそぎ落として行った所に、一瞬ふと見えるのでは、なんて思っているのです。
私はいつも、こういう作品にとても惹かれるのです。
シンプルで、奥深いもの。
自分が真逆のものを作っているからなのでしょう。きっと。。。
展示には、予備校時代からの親友で、家具作家の鄙里沙織さん(夏に一緒に二人展をします)と一緒に出かけたのですが、帰りにご飯を食べながら。
そんな話(じっくり時間をかけた奥深いものに惹かれる。。。)をしていたら、「あさぎは即興だよね」と言われました。
あんまり意識していなかったのですが、まさに。。。
頭を抱えて掻きむしりたくなるくらい、私は即興の人です。
そしてますます、心の花は遠のくのですが、でもいつも憧れているのです。
「瞑想する形」とか、そんなタイトルを付けてみたいものです。
話は、ずれてしまいましたが、岩波さんの展示は火曜日までです。
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織り物になった自分の姿
http://asag.exblog.jp/9646722/
2009-02-19T13:16:00+09:00
2009-02-20T22:40:33+09:00
2009-02-19T13:17:49+09:00
aasaag
未分類
テキスタイル作家の阿久津光子さんの作品です。
昨年の10月のボストンでの個展にいらしてくださって、その時に撮った写真から、ジャガード織りという手法で作られたものです。
彼女の「影」のシリーズで、唯一人物が写っている作品だそうで、(それが私で)ちょっと自慢げに嬉しいです。
阿久津さんの織りは、本当に素晴らしいものばかりで、織りのイメージがガラッと変わりました。路上や壁に描かれる、あるとあらゆる矢印を写真で撮って組み合わせてある作品や、グラフィティが主題になったいたり、アプローチが非常に面白く、そして何よりも色や構成がおしゃれです。
この作品は、今回モントリオールでの彼女の個展に展示されるらしく、とても嬉しいです。
今年は9月に青山で個展をされるそうなので、またその時にこのブログでもお伝えしたいと思います。
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無意識の中にある場所
http://asag.exblog.jp/9646603/
2009-02-19T12:53:53+09:00
2009-02-19T12:54:58+09:00
2009-02-19T12:54:58+09:00
aasaag
未分類
まだ全て終わってはいないのですが、今年はNYでのSOFA showが4月中旬の開催で、そのための作品を作らなくはいけません。
久しぶりのアートジュエリー制作にワクワクです。
去年のSOFAでは昔書いたBlue room というお話をネックレスにしたので、今年は A trip to the subconscious (潜在意識への旅)というお話をネックレスにすることにしました。
このお話は、以前ブレスレットにしたのですが、リアルな夢の中の話です。お話自体、ウトウトしている時に書きましたから、夢で見たようなものなのです。
これが、そのブレスレット。
私は実は最近夢をあまり見ないのですが、以前は毎日当たり前に夢を見ていて、しかも現実と混乱してしまいそうなくらい不思議な夢をたて続きに見ている時期がありました。
その頃、夢でいつも訪れる街というのがあって、その街には現実には行った事がないのですが、夢の世界では私はどうやらそこに住んでいるらしいのです。
夢の中で知っている街に住み、夢にしか出てこないアパートに私は住んでいました。何度も何度も出てくる場所なのに、現実には知らないのです。不思議です。
このネックレスも、その街が出て来ます。というより、その街が主題です。
その街の中を歩いて、一つのビルの中に入り、エレベーターに乗って、降りると受付がある。受付には受付嬢が待っていて、彼女について、どんどん階段を上って行くと、展望台に着く。
展望台からは街が一望出来て、その部屋の真ん中には透明のドーム。
「この街は、あなたのイマジネーションが全て存在する街です。」
「このドームから全てが発信されています」
そして、そのドームを覗き込むと、自分の目の中に、その街が存在していた。
というお話です。かいつまむと。。。
現実世界ではないので、思いっきり夢の中のようなボンヤリした風景をネックレスでは表現出来れば良いなと思っています。
ブレスを作ったのは5年前なので、あれからだいぶ経ちました。
もう一度、そこに戻って探検してみるのには良い機会かなとも思いました。
実は、その街は私の中にはもう存在していないのです。
とても不思議なのですが。。。
つい最近、お話を書こうかなと思って、無意識の中に素材を探しに出かけたのですが。
以前はまず、この街に入り、歩いていると人に出会ったり、建物に入って行ったり、この街を散策しながら、簡単にお話が作れたのです。
でも、いつからか、そういうお話は書かなくなって、数年経ち、その間にかなり色々な心境の変化があり、私は随分違う人となったようです。
無意識に入って行こうと、目を閉じた時、まず見えたのは水面に光るキラキラの光でした。
その水面に写る自分の顔。湖に、森。気持ちよい暖かい風。
なんて素敵な場所なのかしら!
そして、お話のことなんかすっかり忘れて、その空気を満喫していました。
。。。。
あの頃、私は誰もいない近未来的な不思議な街で、ビュービュー風に吹かれながら、さまよい歩いていたのです。
常に孤独を感じていたし、そんなことは当たり前なのだと思ってました。
あの風の吹き荒むコンクリートと灰色の空の世界は、もう私の心の中にはなくて、全て記憶です。
ただ、記憶としてまたネックレスに作ってみるというのも、それもまた面白くなるかもしれないな。。。と思っているところです。
壊れてしまいそうと色んな人に言われていたように、私は一度壊れてしまったんだろうと思ってます。あまりにも鋭敏で、感受性が強すぎて、ギリギリのバランスで生きていたのに、なのにひどく強がっていて怖いもの知らずでした。
あの街は、そんな私の心そのものだったのだと思います。
そして今、とても穏やかで満ち足りた心があるのですね。それは不意打ちのような驚くべきことでした。無意識を探検して初めて気がつきました。
それは、ひょっとしたら、やっと自分を受け入れてあげることが出来るようになったということかもしれないな。と思っています。
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展示
http://asag.exblog.jp/9450304/
2009-01-20T22:31:55+09:00
2009-01-20T22:32:54+09:00
2009-01-20T22:32:54+09:00
aasaag
未分類
本当に寒い中沢山の方にいらして頂いて、楽しい毎日でした。
このブログからも、何人もいらしてくださった事、非常に驚きました。
本当にありがとうございました!
幸せものです。
バチッと合う方にジュエリーが買われて行くと、本当に嬉しいものです。
長い間売れなかったものが、なぜか今回何点も売れました。しかも、この人を待っていたのね!と叫んでしまいたくなるくらいお似合いの方々のところへ。。。
不思議です。
アートも楽しいですが、ジュエリーも楽しいです。こういう瞬間が特に。
私の作ったジュエリーを身につけて、鏡に映したその顔がパッと華やぐ時。
そういう瞬間に立ち会えるからこそ、展示は楽しいです。
色んな方々に、沢山勇気を頂きました。
この勇気を持って、また前に進めるな。という感じです。
一歩一歩、最近は案外鼻歌まじりのスキップ風で、一歩一歩。
楽しくゆっくり前進したいものです。
ありがとうございました。
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あけましておめでとうございます!
http://asag.exblog.jp/9327300/
2009-01-01T22:28:00+09:00
2009-01-01T22:30:01+09:00
2009-01-01T22:29:04+09:00
aasaag
未分類
また新しい1年が始まります。嬉しいです。
年の始めはいつも、なんだか真っ白なキャンバスを目の前にしているような気持ちになって、本当に気分が良いです。
どんな年にするか。自分次第でどんな年にもなるという感じがして、ワクワクしてしまいます。
昨年も、この殆ど更新されないブログを読んで頂きまして、本当にありがとうございました。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
2009年は、色々展示をします。
3ヶ月に一度ペースで展示があります。
10月には青山で2年ぶりの個展もします。これは結構頑張る予定です。
夏には大学の時の友達と一緒に二人展をします。
これは、ジュエリーを出しません。アート作品を展示する予定です。ちょっと、頭を真っ白にして、本当の心の声に耳を傾けたいと思っています。
そして、第一弾は、1/10~1/18 まで。母と一緒に(母は真珠を扱っているのです)小さな展示会をします。
アメリカに出しているような大きなものはないのですが、手頃に付けられるジュエリーを色々出します。
場所は、小田急線の経堂にあるギャラリー・カタカタにて。
13日の火曜日はお休みです。
時間は、11:00~18:00まで。最終日は17:00までです。
今必死で色々作っています。
よろしかったら、是非いらしてください!
色んな方々にお会い出来るのを、本当に楽しみにしています。
それでは、2009年。
皆様にとって、素晴らしい年となりますように!]]>
minawa
http://asag.exblog.jp/9052325/
2008-11-24T10:47:00+09:00
2008-11-24T10:51:59+09:00
2008-11-24T10:47:52+09:00
aasaag
未分類
表参道からすぐの、とても小さい、一坪くらいのギャラリーです。
ギャラリーというより、空間という感じです。
その真っ白な不思議な空間の真ん中に、立体として存在しているということが不思議に思えるほどの、繊細な繊細な作品が、ありました。
突然と白い空間の中に、その作品が浮かび上がっていて、一瞬たじろぐほどでした。
なんだか、それは、フンフンフンと日常のリズムでギャラリーに足を踏み入れる事を拒んでいるような、明らかに違うリズムや音が、そこにはありました。
なので、そこからは、そっと。。。息を潜めるように、突然と秘境に辿り着いたように、自分と作品の距離を確認しながら、近づいて行きました。
水の泡を彫った作品です。
真ん中から、水が湧き出て来て、渦を巻き、そして広がり、泡になり、消えて行く。
ギャラリーには誰もいなくて、その白い小さい空間の中で、私と彫刻だけが浮かんでいるようで、水の泡の消えて行く先を思いながら、最後には目を閉じて、ただそこにある音を感じていました。
手の平の中で氷のかけらが溶けて流れ落ちて行くような、ゆっくりとした時間、ひっそりとした優しさを感じていました。
感動とか、涙とか、そんな大味なものは無意味だと思うくらい、繊細で微妙な音の世界でした。
森さんの作品の凄いのは、作品を観ている時よりも、後から後からそのかたちが押し寄せてくる事です。
昨日より、今日、今日より明日と。
そして、何か刻々と変化していくのです。自分の中で。
何でだかは、全く分かりません。
12/20まで、表参道のvoid+というギャラリーで、展示されています。
近くまでお越しの際には、是非是非体験なさってみてください。。。。]]>
ボストン2
http://asag.exblog.jp/8970274/
2008-11-14T00:46:35+09:00
2008-11-14T00:47:23+09:00
2008-11-14T00:47:23+09:00
aasaag
未分類
ボストン(1)の続きです。ダラダラ文面でごめんなさい。
mass artsでの授業の後、一旦ホテルに戻り、1時間の仮眠。
大急ぎで用意して、自分の展示のオープニングパーティーへ。
個展と言っても、ジュエリーなのと、点数もあまりないので、このショーケースと、もう一つのショーケースに収まってしまいました。笑
ギャラリーでは、他に二つのグループ展を同時開催してました。
ギャラリーのオーナーは3姉妹なのですが、真ん中のジョアンが寿司を朝5時起きで作ってくれました。
下の妹のスーザンは、こんな格好でホットサンドイッチをふるまってくれました。
談話風景
そして、悪夢のアーティストトーク!
トークしてねとは言われてたのですが、プレゼンと授業の準備にかかりはてて、すっかりこのトークのことを忘れてました。
何を言うか、全く用意してなくて。。。。
しかも、ジョアンが私を紹介している最中まで、現地の日本人アーティストの方とすっかり日本語で、談笑していたものだから、いきなり英語で、混乱。
突然、紹介され、名前を呼ばれて、いざ人々の前に立ったら、何を話して良いか全く分からず。。。。
えっと。。。こんな風に突然紹介されると思ってなかったので、何を話したら良いか。。。
動揺を隠せず。。。。
とりあえず、作品の紹介をします〜。みなさん、こちらへ。。。。みたいな。
私があまりにも何一つ用意してなくてオロオロしたものだから、途中でしびれを切らしたジョアンが自ら話し始め。。。。
作品紹介をして、そして最後に、「今はこんな時勢だけれども、私たちはオバマに希望を持ちましょう!」ウオー!(観客)みたいな、締めくくりになってしまったのでした。(苦笑)
というのも、この日、オープニングの時間に重なるように、マケイン氏とオバマ氏の最終討論会があったのです。
それで、このギャラリーのオープニングにはいつも3倍くらいの人が来るらしいのですが、出席者も少なく、そして驚くほど迅速に皆様おうちに帰られました。
ジョアンも、気づいたら帰ってました(爆)
ギャラリーの片付けもそっちのけで(彼女もいち早く家に帰り討論会を見たかったのだと思う)、一番上のお姉さんのリビーが車でホテルまで送ってくれました。
ヘトヘトだけど、あまり食べてなかったので、ホテルのレストランに食事に行くと、シーンと静まり返ったレストランに、大音量で討論会が映し出され、みんな真剣に聞いていました。
「なんでこんな時に来るんだ!」というあからさまな態度で、テレビから離れた位置に席を与えられ、なんだか来てはいけない場所に来てしまったような、なるべく音を立てずに食事をしました。笑
次の日の朝、リビーに空港まで送って貰い、本当にとても良くしてくれた4日間だったので、ホームステイから帰るみたいに、別れ際には涙が出ました。
アーティストトーク、最低で本当ごめんなさい。と言ったら、「いいのよ!あなたは本当に素晴らしい作品を作ってくれたし、何もかも素晴らしかったわ!」と満面の笑みで答えてくれて、本当にこんなに良い人たちだから、このギャラリーが大好きだし、一緒に仕事をさせて頂けて、本当に幸せだなあ。と。心から。
大忙しだったけど、ホントに素敵な4日間でした。
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ボストン(1)
http://asag.exblog.jp/8864862/
2008-10-31T12:46:36+09:00
2008-10-31T12:47:23+09:00
2008-10-31T12:47:23+09:00
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1週間弱の短い旅行。滞在先ではまるまる4日間でしたが、なんだかギッチリでした。
到着したのは11日の夜。13日に、プレゼンがあったので、12日は半日ホテルで資料作り、午後は、ショッピング街をブラリ。
13日は、前日にボストンでジュエリーのコンフェレンス(お勉強会みたいなもの?)があったらしく、世界中からジュエリー愛好家や、研究者などが集まって来ていて、その方々をモビリアギャラリーに集めてのプレゼンでした。
ギャラリーに集まったアーティストは7人。
どの人も有名な人ばかりで、初対面の方々でしたが、作品は以前から雑誌や本で知っている人ばかり。コンテンポラリージュエリーの先端を形作っている人々。
そんな中でただ一人、有名でもなければ、アメリカ人でもない、英語もろくに喋れないし、コンセプチュアルな事もやってなければ、独自の技術があるというわけでもない私。
正直、大丈夫かしら。。。と、とても不安だったのですが、大丈夫でした。
他のアーティストが言ってる事がいまいち理解出来なかったのが残念ですが(英語能力低すぎで)、どの人も真剣に聞き、真剣に質問したりしてました。
そんな中で、私のプレゼンは、殆ど作品のお話をそのまま説明するような感じで、子供じみていたのですが、なかなか笑いを取り、皆様なぜか爆笑してくださったので、多分、成功。笑
途中、気の効いたおばさまが、ジョークを飛ばしてくれたにもかかわらず、会場全体大爆笑の中、一人で意味が分からず、ポカンとしてました。苦笑。
でも、そんなに大笑いのプレゼンは他にはなかったので、成功だと思います。
何一つ分かりづらいものは作ってないのです。誰でも分かる心の暖まるラブコメみたいな作品なのです。
プレゼン終了後も、沢山の方にお褒めを頂き、とても幸せでした。
その日の夜は、ギャラリーのオーナー姉妹と、カリフォルニアからやって来ていたアーティストと、お食事に行きました。
14日は、午前中ボストン美術館で展示されていたアールヌーボージュエリーの企画展に行き、そこでばったり、前日プレゼンを見に来てくれたドイツ人のジュエリー研究家と会って、色々お話したり。。。
そんな偶然もあって楽しかったです。
午後は、ホテルで、次の日の授業のための資料作り。
夜は、ボストンの美大に留学していて、私をレクチャーに呼んで頂くきっかけを作ってくださったYさんとお食事。
彼女も、このブログをきっかけに知り合ったので、そう思うと、ブログやっていて良かった!と思います。。。(もっと更新しなくては!)
ホテルに帰って一旦寝たのですが、夜中に起きてしまって、そのまままた資料作りに戻り、結局そのままレクチャーにでかけました。
mass arts という美大の、ファインアート科のメタル専攻。
彫金科ということで、彫刻もジュエリーも作るような科なのだそうです。なので、ジュエリーも、思い切りアート寄り。
私が出たFITは、もっとずっと技術的な学校でしたから、技術ばかりの授業で、コンセプトとかは度外視されていましたが、ここではそれがメインです。
レクチャーは、スライドで自分の作品を紹介しながら喋った後に、生徒一人一人の作品を見ながらアドバイスをする、というもので、全部で3時間くらいでした。
レクチャーの内容は、どうしようかな〜と思ったのですが、3年前に女子美でやった講義をそのまま英語にしたようなものになりました。
まず、自分の作品の紹介をして、それから生い立ちから始めて、大学での彫刻のバクグラウンド、そしてFITで作ったものを紹介して、その頃の自分の気持ち、卒業したらどうしようとか、そういう悩みなんかを話して、その後どういう風に今まで来たのかという話です。
講義をしたクラスは3年生がメインだったので、きっと卒業後のことで悩んでいるだろうと思いましたし、私が学生だった時、とても不思議でならなかったのは、凄いアーティストがトークに来てくれても、山の麓にいる私にとって、そういう人たちの話は頂上からの話であって、そこまでの道が全く分からない、ということだったからです。
英語は滅茶苦茶でも、ごり押しで無理矢理伝える能力には優れているのか、何なのか分かりませんが、授業したい内容もしっかり生徒に伝わってくれたようで、レクチャーも成功しました。
レクチャー終了後、左からYさん、私、そして4年生の生徒二人。
で、一緒にご飯食べました。
....と、ここまで書いたのですが、そろそろ出かけなくてはいけません。
後半は、また後で書きます!]]>
モビリアのHP
http://asag.exblog.jp/8711623/
2008-10-05T09:25:59+09:00
2008-10-05T09:26:41+09:00
2008-10-05T09:26:41+09:00
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よろしかったらチェックしてみてください!
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個展
http://asag.exblog.jp/8693417/
2008-10-01T11:14:14+09:00
2008-10-01T11:14:54+09:00
2008-10-01T11:14:54+09:00
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4ヶ月くらい更新してませんでした!
実は10/14からボストンのモビリアギャラリーで個展をします。
アメリカのクラフト雑誌「metal smith」に小さく載っていた広告をスキャンしたものです。(曲がってしまいました!すみません。この写真は、前回のSOFAの時に作った電車のネックレスです。)
そのための作品作りをSOFA以降ずーっとやっていました。まだ終わってません。
あともう少しです。
かなりの長距離走に、ヘトヘトです。。。の割にはあんまり数はできてないのかも。。。
新作は6階建てのデパートです。ブレス6コから成ってます。
それからまた電車のネックレスを作り、あと、リングを7点作りました。
今年に入ってから、ふっきれた感があり、制作はとても順調です。前はうだうだ悩んでいたのが嘘のようです。
アイデアが次々に湧きます。もう、いくつも先まで何を作るか今は決まっています。
本当、不思議なくらいふっきれました。
自分が何をやっていくということを決めるのが、なんだかとても怖かったのかもしれないです。
でも、なんだかアイデンティティを持ち始めた。。。というか、私は本当に楽しい夢と希望に満ちたものを作って行こう!と素直に思えました。
最近、アーティストステートメントを書かなくてはいけなくて、それで改めて自分の作品について一生懸命に考えたのですが、そのお陰で更に方向性が見えました。
せっかくなので、また日本語に直してUPしたいと思います。
とりあえず、あと少し頑張ったら、来週は週の3日はライブに行き、(radiohead 2日、それからradicalfaceとI am robot and the poud )その合間に撮影をし、土曜日にはボストンに発ちます。
8月からは本気で籠っていて、殆ど誰とも会わず、エンターテイメントも一切なく制作だけに打ち込んできましたから(制作自体楽しいっていうのもあるのですが。。)、久々のライブは、とてつもなく楽しみです。
しかも大好きなradioheadのライブは、バンクーバーで見た時以来、5年ぶりです。
ボストンでは、このブログで知り合った方の紹介で、Mass Arts という美大でも講義することになってます。
日本語だったら喋るのが大好きなのですが、英語で長く話した事は一度もないので、しかも大勢の前で。。。かなり不安ですが、楽しめるでしょう。多分!
今回のボストンは、そういうのが多くて、モビリアでもプレゼン2回と、トークをやります。
勿論、まだ何の用意も出来ていません。まずは作品を仕上げます。
また帰って来たら、レポートします!!!!
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ニューヨーク
http://asag.exblog.jp/8075732/
2008-06-05T23:47:45+09:00
2008-06-05T23:48:03+09:00
2008-06-05T23:48:03+09:00
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去年は体調不良で行けなかったので、2年ぶりのニューヨークです。
SOFAのモビリアギャラリーのブース風景。
これは、オープニングの時の写真。かなりの盛況ぶりでした。
オープニングパーティーの後は、モビリアに所属している日本人アーティストの方々と夕飯に行きました。
右から、楠本まりこさん、楠本さんの娘さん、韓国人アーティストのジヘイさん、私、永野和美さん、斉藤由香さん、私の母、です。
みなさん、それぞれ本当に個性のある素晴らしい作品を作ってらっしゃいます。
それから今回は、ギャラリートークもありました。
自分の作品について話したのですが、やっぱり人前で話すのはどうやら好きらしいです。朝一番であまり人はいなかったのですが、和気あいあいと楽しいトークが出来ました。
今回の新作は、お話付きのネックレスと電車のネックレス。
(そのうちきちんと写真UPします。そんなことばっかり言っていて、1年分くらいUPしていないのですが。。。ごめんなさい!)
両方ともシンガポールのコレクターさんに売れました。
そのお話付きのネックレスを付けて貰って、コレクターさんと。
SOFA以外では、以前ここでも紹介している友達のアーティストNATSUさんが、チェルシーのギャラリーで個展をしていたので、行ってきました。
NATSUさんと。
ってか、ちょっと写真大きすぎですね。すみません。(いつも)
そんな訳で、1週間弱の短い滞在でしたが、今回は母と一緒に行ってきました。
ニューヨークは、毎日快晴で、気持ちのよい日々が続き、お店は全部セール中だし、お買い物もして、おいしいものも色々食べて、大満足。
来週からは、女子美での短期授業も始まるし、10月のモビリアでの個展もどんどん迫ってくるので、頑張って制作しないとです。
近い未来には、色々楽しい事がありそうで、わくわくしています。]]>
Sounds of water
http://asag.exblog.jp/7909366/
2008-05-10T11:32:08+09:00
2008-05-10T11:32:20+09:00
2008-05-10T11:32:20+09:00
aasaag
art jewelry 2007 s/s
Neckpiece
Sterling silver, K18 gold, enamel, green amber, quartz
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彫刻
http://asag.exblog.jp/7632285/
2008-03-30T14:02:00+09:00
2008-03-31T14:09:15+09:00
2008-03-30T14:02:26+09:00
aasaag
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どうして彫刻を専攻しようと思ったのか、今ではさっぱり覚えていません。
美大受験のための予備校に通って、高校3年の時に専攻をしぼる時、ずっと油絵に進もうと思っていたのが、突然のように彫刻科を選んでいた。。。というのが正しいです。
洋画やデザイン科は人気も高いし、彫刻ってマイナーっぽくて、ちょっと格好いいかもって思ったのかもしれません。
大学で、石を彫っていた、という事実がとても不思議に思えることがあります。
あの頃は、ドカジャンに安全靴、頭にタオルまいて、道路工事のおじさんみたいな格好でズカズカ歩くことを最高にクールだと思ってました(笑)
大学は八王子の山の中にあって、野外で、石を彫る。仲間がいて、くだらない話をしたり、よく分からない議論をしたり、みんな彫刻をやっていて、みんな10年後の自分なんて全く想像もしてなかった。時間の止まったような、とてもとても不思議な空間でした。
ジュエリーを始めてから、だんだんと彫刻の感覚は自分の中から薄れていって、やっぱりどうしても表面の仕事。
可愛い、格好いいだけのものなんて、最低と思いながら、どうしても表面を追う仕事が増えてしまって、アートジュエリーと呼びながらも、自分でも一体どこまでアートなんだか。。。と、これは一体何なんだ?と、ずっとずっと疑問に思ってきました。
(し、今も思っています)
ジュエリーが最高に楽しくて、闇雲にただただ作りたいという願望だけで動けたのは2年前くらいまでで、それから段々と疑問が湧いて来たのです。
今年に入ってからも、ずーっともやもやと、これでいいのかな。と思いながら、ふっきれず、自分が本当に作りたいものを作っているのか、ギャラリーが求めているものを作っているんじゃないか、アートと商業の間で行ったり来たり。
いっそ、私はジュエリーなんかやめてしまって、fine art をやりたいのでは。と思ったり。
やっぱり、彫刻をやっていた時の記憶が少し自分の中にあるせいか、なんだか私はfine art コンプレックスを持っていて、自分が作っているものが純粋芸術じゃないことを、どこかで、とても嫌だと思っているのです。
でも、だから純粋芸術って何?と思ったりもしていました。
つい2週間前のことです。
駅前の本屋で、予備校時代の友達とばったり会いました。
なんとも、12年ぶりの再会です。
なんとなく、大学に入ってからやっと自分の人生が始まったくらいの感覚の私にとって、大学以前が存在していることが不思議に思えるほど、それは遠い昔のことのように思えました。
その時、彼女から、当時予備校で教えてくださっていた先生が今では素晴らしい彫刻家になっていると聞きました。
早速家に帰ってから、ネットで検索してみると、色々な作品が見ることができました。
その大理石で彫られた彫刻は、あまりにも繊細で、あまりにも美しく、それ以上に、その彫刻の向こう側、作家の精神性を、その生き方を、目の当たりにするような凄い作品で、私は釘付けになり、胸を打たれ、動けなくなり、泣きたくなりました。
作品の鑑賞方法なんて、私は全然分かりませんが、ズドンと何かに叩かれるような時は、もう容赦ないのだから、それは鑑賞するなんて、呑気な表現ではないです。
それから、とても優しい気持ちになりました。何かが私の中に舞い降りて来たような気がして、神聖な気持ちになりました。
本物のfine art に出会えた。。。。と思いました。
それは、痛々しいほどにストイックな完全な美でした。
あまりにもシンプルな衝撃でありながら、説明できなくて、ずっともどかしく思っていますが、それこそ純粋芸術でした。
それから、まず「私には、出来ない!」と思い、でも自分が憧れてやまない美が、そこにあり、ただひれ伏すことしか出来ないように思いました。
そして、初心に戻りました。
私はこの、ひたむきさをどこで置いて来てしまったのだろう。。。と。
苦しくても、自分と向かい合い続けるということ。
どこまでも内面に入って行くということ。
作品の芯からエネルギーが生まれてくるまで。
彫刻で学んだことであったような気がするのに、それはもうとてつもなく前のことのようでした。もしくは、そんな事学んでなくて、ただこの作品から受けた印象だったのかもしれません。
例えジュエリーだとしても、目指すべき精神性はここにある。と思いました。
その後、運良く友達から作家の連絡先を教えてもらい、13年ぶりにコンタクトを取りました。
作品にとても感動したこと、ジュエリーに疑問を持っている事、色々書いたダラダラと長いメールに、先生は本当に優しく答えてくれました。
「自分のいる場所を精一杯疑って何か「しずく」みたいなものを搾り出せばいい」
そのストイックな答えに私は泣きじゃくってしまいました。
そんな凄い事言ってもらえるほど、私は何もやっていない。。。。こんなところに到底到達していない。と思って。
何かが私の中で明らかに変わりました。
それは、決意のようなものでした。なんだか分からないけど、きちんとやっていこう。
私は、向かい合う事さえしてなかったんじゃないか。と。
向かい合うと、本当辛いぐらい、適当な私の仕事。。。
なんて、やっつけ仕事が多いんだろう。。。
でも、やってみようと思います。
私の、思うジュエリーを。もうちょっと。
そう、思いました。
本当に、この素晴らしい再会をありがとうございます。
作家のお名前は森淳一さん。
私が見たのは、このホームページです。
4/19~7/6 熊本現代美術館でグループ展。11月には青山で個展をされるそうです。]]>
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