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2007年 05月 15日

5月も半ば。

東京造形大学の広報に、記事が乗りました。
コチラからどうぞ。

初夏になると、出会いの物語を書きたくなるのか、またかわいい出会いの物語のブレスレットを作っています。
あまりにものんびりペースで、今月末のニューヨークに間に合うか不安なくらいです。

6/1~3の日程で、今年もSOFAに出します。
SOFAのオープニングパーティーには、友達の帽子デザイナーが作ってくれた羽付きのヘッドドレスで登場しようとたくらんでます。
少々目立つ事したくなるパーティーです。すごいアートジュエリー付けた人たちが結構来てますから。
日々引きこもって制作しているので、オープニングは唯一の晴れ舞台ですね。
でも毎年時差ぼけで立ってるのがやっと状態ですが。。。

帰って来たら、6月は女子美で1ヶ月半、ジュエリーの授業を受け持ちます。
内容は私が決めて良いということで、NY行きつつ、そっちもしっかりつめないと、と思ってます。
実技を教えるのは生まれて初めてなので、ちょっと緊張気味です。
でも、きっと面白い授業が出来るんじゃないか、という根拠のない自信はあります。
さて。どうするか。。。

楽しい事が続きます。季節もいいし。最近全て、良い感じです。
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by aasaag | 2007-05-15 17:01 | PRESS
2007年 05月 06日

音と透明感

風邪がしっかり長引いた直後にGW、ということで、本当に長い休暇を取ってしまいました。
これから、かなり本気モードで頑張らないといけません。(汗)

5/29からNYに行きます。今年もSOFA NewYorkに行って来ます。
そのための作品作り、これから一つ作ります。

ところで、GW中に「ガイアシンフォニー第6番」というドキュメンタリー映画を見に行きました。
恵比寿の東京都写真美術館
で、今月いっぱい上映しているようです。
この映画は、世界の色んな分野で第一人者と呼ばれるような人々のインタビューから成り立っています。第一人者というよりは、誰も出来ないと思っていたことを成し遂げた人や、想像もつかなかったことを発見した人、天使としか思えない信じられないくらい素晴らしい人、という感じです。
第一番が10年以上前に制作されていて、シリーズの第6作目という事になります。毎回、超人が出演して、素晴らしい言葉を次から次に発します。
自分にとって、大切なメッセージの嵐なので、一秒も無駄に出来ない、本当に面白いドキュメンタリーです。
その根底にあるのは、「見えないけれど確実に存在する力」というものに基づいているようです。上手く表現出来ませんが。。。

第6番のテーマは、「音」でした。
出演者の1人、ロジャーペイン博士は世界で初めて鯨が歌を歌うことを発見した人です。その鯨の「歌」の構造は人間が作る音楽の構造にそっくりだそうです。
繰り返しがあったり、山があったり、1番が終わると、また最初から全部を繰り返したり、複雑なのに、まるで人間の作る音楽の構造と一緒です。
鯨も、深いしわのある脳を持ったほ乳類。人間が出現するずっと前から存在しています。
だから博士はこんな事を言っていました。
「音楽は、私たち人間が作り出したものだと思いたいところですが、それは違います。人間より前に鯨が音楽を作っているからです。でも、その構造が似ている事から、私は音楽は鯨以前から存在している、と思っています。人間が音楽をつくる以前に、“音楽”がこの宇宙をつくり、生命を生み出し、人間をつくったという学者もいるんですよ。」
確実にこう言っていたわけではありませんが、このような事を言っていた。と思います。

重力は、ずっと身体にかかっている力なので、それを感じないのと同じように、音楽もそこにあるけど、聞こえないだけなのかもしれない。と思いました。
それは、すごく理解出来る事です。
なんとなく、自然の音のリズムというのは、分かる気がします。デザインをする上で、その「聞こえない音」というのは、重要な気がするのです。
私はビジュアルの世界で仕事していますが、デザインは音楽だ、と思います。
心地よい音の配置と、心地よい色や形の配置は同じ、という気がするんです。
それで、その「心地よい間隔」というのは地球や宇宙のリズムと関係ある気がしてなりません。

もう一人、出演者のケリーヨストというピアニストが、最近ずっと感じていたキーワードの答えをくれました。
彼女のピアノは、本当に優しくて、そのあまりの優しさに涙が止まらなく流れ落ちました。それは不思議な感覚で、悲しくも嬉しくも、感動しているわけでもないのに、大粒の涙がボロボロ流れて来るのです。多分、彼女のピアノには、人を癒す力があるんだろうと思いました。
「曲を演奏するというのは、その音楽をありのままに引き出す事。だから演奏するのではなく、出来る限り自分を消し去って、その音楽の本来の力が現れるように努めるんです。」
「そのために、自分の精神性を高めなくてはいけません。精神性を高めて、自分が透明なフィルターになれるように、どれだけ純粋になれるかと考えているんです。」
というようなことを言っていたと思います。

最近、思っていた事は、「自分を消し去る」という才能がある、ということです。
今まで、芸術は「自己表現」それだけ自分を表現できるのか、ということだと思って来ました。
でも最近、実は本当に才能のある人というのは、そうではなくて、自分の存在を消し去り、ありのままを表現する人、なのではないか、と思い始めていたところです。
それから、自分自身、なんだかとても純粋になりたい、という願望がありました。
「透明」が私の一番好きな色で、固体、液体、気体、で「透明」である「水」に憧れを持って「水」のシリーズを作っています。
それは、私の「透明性」への憧れです。

なんだか、このケリーヨストさんというピアニストの言葉、とても心に残りました。

私は何でも作るものは「透明感」がなくては嫌だと最近本当に思ってます。純粋な部分から湧いて出て来た、わき水のような、地球の栄養をたっぷり含んだ奇麗な水のような作品。
それが理想です。

まだまだほど遠くても、そのイメージを持てた事は、素晴らしいことです。
勿論通過するのは私のフィルターで、私らしくあっても、作品が生み出た純粋さを失わず、そのままの形で作り上げたいです。

超越している人たちの言葉は、まっすぐ心に届く様です。ちょっとした言葉が、しっかり心の栄養になります。そして、自分の制作への態度を再確認です。
真剣に取り組みたいです。
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by aasaag | 2007-05-06 23:17