2008年 10月 05日
2008年 10月 01日
こんにちは。 4ヶ月くらい更新してませんでした! 実は10/14からボストンのモビリアギャラリーで個展をします。 アメリカのクラフト雑誌「metal smith」に小さく載っていた広告をスキャンしたものです。(曲がってしまいました!すみません。この写真は、前回のSOFAの時に作った電車のネックレスです。) そのための作品作りをSOFA以降ずーっとやっていました。まだ終わってません。 あともう少しです。 かなりの長距離走に、ヘトヘトです。。。の割にはあんまり数はできてないのかも。。。 新作は6階建てのデパートです。ブレス6コから成ってます。 それからまた電車のネックレスを作り、あと、リングを7点作りました。 今年に入ってから、ふっきれた感があり、制作はとても順調です。前はうだうだ悩んでいたのが嘘のようです。 アイデアが次々に湧きます。もう、いくつも先まで何を作るか今は決まっています。 本当、不思議なくらいふっきれました。 自分が何をやっていくということを決めるのが、なんだかとても怖かったのかもしれないです。 でも、なんだかアイデンティティを持ち始めた。。。というか、私は本当に楽しい夢と希望に満ちたものを作って行こう!と素直に思えました。 最近、アーティストステートメントを書かなくてはいけなくて、それで改めて自分の作品について一生懸命に考えたのですが、そのお陰で更に方向性が見えました。 せっかくなので、また日本語に直してUPしたいと思います。 とりあえず、あと少し頑張ったら、来週は週の3日はライブに行き、(radiohead 2日、それからradicalfaceとI am robot and the poud )その合間に撮影をし、土曜日にはボストンに発ちます。 8月からは本気で籠っていて、殆ど誰とも会わず、エンターテイメントも一切なく制作だけに打ち込んできましたから(制作自体楽しいっていうのもあるのですが。。)、久々のライブは、とてつもなく楽しみです。 しかも大好きなradioheadのライブは、バンクーバーで見た時以来、5年ぶりです。 ボストンでは、このブログで知り合った方の紹介で、Mass Arts という美大でも講義することになってます。 日本語だったら喋るのが大好きなのですが、英語で長く話した事は一度もないので、しかも大勢の前で。。。かなり不安ですが、楽しめるでしょう。多分! 今回のボストンは、そういうのが多くて、モビリアでもプレゼン2回と、トークをやります。 勿論、まだ何の用意も出来ていません。まずは作品を仕上げます。 また帰って来たら、レポートします!!!! #
by aasaag
| 2008-10-01 11:14
2008年 06月 05日
先週、SOFA展のためにニューヨークに行って来ました。 去年は体調不良で行けなかったので、2年ぶりのニューヨークです。 SOFAのモビリアギャラリーのブース風景。 これは、オープニングの時の写真。かなりの盛況ぶりでした。 オープニングパーティーの後は、モビリアに所属している日本人アーティストの方々と夕飯に行きました。 右から、楠本まりこさん、楠本さんの娘さん、韓国人アーティストのジヘイさん、私、永野和美さん、斉藤由香さん、私の母、です。 みなさん、それぞれ本当に個性のある素晴らしい作品を作ってらっしゃいます。 それから今回は、ギャラリートークもありました。 自分の作品について話したのですが、やっぱり人前で話すのはどうやら好きらしいです。朝一番であまり人はいなかったのですが、和気あいあいと楽しいトークが出来ました。 今回の新作は、お話付きのネックレスと電車のネックレス。 (そのうちきちんと写真UPします。そんなことばっかり言っていて、1年分くらいUPしていないのですが。。。ごめんなさい!) 両方ともシンガポールのコレクターさんに売れました。 そのお話付きのネックレスを付けて貰って、コレクターさんと。 SOFA以外では、以前ここでも紹介している友達のアーティストNATSUさんが、チェルシーのギャラリーで個展をしていたので、行ってきました。 NATSUさんと。 ってか、ちょっと写真大きすぎですね。すみません。(いつも) そんな訳で、1週間弱の短い滞在でしたが、今回は母と一緒に行ってきました。 ニューヨークは、毎日快晴で、気持ちのよい日々が続き、お店は全部セール中だし、お買い物もして、おいしいものも色々食べて、大満足。 来週からは、女子美での短期授業も始まるし、10月のモビリアでの個展もどんどん迫ってくるので、頑張って制作しないとです。 近い未来には、色々楽しい事がありそうで、わくわくしています。 #
by aasaag
| 2008-06-05 23:47
2008年 05月 10日
"Sounds of water - water series "water" - Neckpiece Sterling silver, K18 gold, enamel, green amber, quartz #
by aasaag
| 2008-05-10 11:32
| art jewelry 2007 s/s
2008年 03月 30日
ジュエリーを始める前、大学では彫刻を専攻していました。 どうして彫刻を専攻しようと思ったのか、今ではさっぱり覚えていません。 美大受験のための予備校に通って、高校3年の時に専攻をしぼる時、ずっと油絵に進もうと思っていたのが、突然のように彫刻科を選んでいた。。。というのが正しいです。 洋画やデザイン科は人気も高いし、彫刻ってマイナーっぽくて、ちょっと格好いいかもって思ったのかもしれません。 大学で、石を彫っていた、という事実がとても不思議に思えることがあります。 あの頃は、ドカジャンに安全靴、頭にタオルまいて、道路工事のおじさんみたいな格好でズカズカ歩くことを最高にクールだと思ってました(笑) 大学は八王子の山の中にあって、野外で、石を彫る。仲間がいて、くだらない話をしたり、よく分からない議論をしたり、みんな彫刻をやっていて、みんな10年後の自分なんて全く想像もしてなかった。時間の止まったような、とてもとても不思議な空間でした。 ジュエリーを始めてから、だんだんと彫刻の感覚は自分の中から薄れていって、やっぱりどうしても表面の仕事。 可愛い、格好いいだけのものなんて、最低と思いながら、どうしても表面を追う仕事が増えてしまって、アートジュエリーと呼びながらも、自分でも一体どこまでアートなんだか。。。と、これは一体何なんだ?と、ずっとずっと疑問に思ってきました。 (し、今も思っています) ジュエリーが最高に楽しくて、闇雲にただただ作りたいという願望だけで動けたのは2年前くらいまでで、それから段々と疑問が湧いて来たのです。 今年に入ってからも、ずーっともやもやと、これでいいのかな。と思いながら、ふっきれず、自分が本当に作りたいものを作っているのか、ギャラリーが求めているものを作っているんじゃないか、アートと商業の間で行ったり来たり。 いっそ、私はジュエリーなんかやめてしまって、fine art をやりたいのでは。と思ったり。 やっぱり、彫刻をやっていた時の記憶が少し自分の中にあるせいか、なんだか私はfine art コンプレックスを持っていて、自分が作っているものが純粋芸術じゃないことを、どこかで、とても嫌だと思っているのです。 でも、だから純粋芸術って何?と思ったりもしていました。 つい2週間前のことです。 駅前の本屋で、予備校時代の友達とばったり会いました。 なんとも、12年ぶりの再会です。 なんとなく、大学に入ってからやっと自分の人生が始まったくらいの感覚の私にとって、大学以前が存在していることが不思議に思えるほど、それは遠い昔のことのように思えました。 その時、彼女から、当時予備校で教えてくださっていた先生が今では素晴らしい彫刻家になっていると聞きました。 早速家に帰ってから、ネットで検索してみると、色々な作品が見ることができました。 その大理石で彫られた彫刻は、あまりにも繊細で、あまりにも美しく、それ以上に、その彫刻の向こう側、作家の精神性を、その生き方を、目の当たりにするような凄い作品で、私は釘付けになり、胸を打たれ、動けなくなり、泣きたくなりました。 作品の鑑賞方法なんて、私は全然分かりませんが、ズドンと何かに叩かれるような時は、もう容赦ないのだから、それは鑑賞するなんて、呑気な表現ではないです。 それから、とても優しい気持ちになりました。何かが私の中に舞い降りて来たような気がして、神聖な気持ちになりました。 本物のfine art に出会えた。。。。と思いました。 それは、痛々しいほどにストイックな完全な美でした。 あまりにもシンプルな衝撃でありながら、説明できなくて、ずっともどかしく思っていますが、それこそ純粋芸術でした。 それから、まず「私には、出来ない!」と思い、でも自分が憧れてやまない美が、そこにあり、ただひれ伏すことしか出来ないように思いました。 そして、初心に戻りました。 私はこの、ひたむきさをどこで置いて来てしまったのだろう。。。と。 苦しくても、自分と向かい合い続けるということ。 どこまでも内面に入って行くということ。 作品の芯からエネルギーが生まれてくるまで。 彫刻で学んだことであったような気がするのに、それはもうとてつもなく前のことのようでした。もしくは、そんな事学んでなくて、ただこの作品から受けた印象だったのかもしれません。 例えジュエリーだとしても、目指すべき精神性はここにある。と思いました。 その後、運良く友達から作家の連絡先を教えてもらい、13年ぶりにコンタクトを取りました。 作品にとても感動したこと、ジュエリーに疑問を持っている事、色々書いたダラダラと長いメールに、先生は本当に優しく答えてくれました。 「自分のいる場所を精一杯疑って何か「しずく」みたいなものを搾り出せばいい」 そのストイックな答えに私は泣きじゃくってしまいました。 そんな凄い事言ってもらえるほど、私は何もやっていない。。。。こんなところに到底到達していない。と思って。 何かが私の中で明らかに変わりました。 それは、決意のようなものでした。なんだか分からないけど、きちんとやっていこう。 私は、向かい合う事さえしてなかったんじゃないか。と。 向かい合うと、本当辛いぐらい、適当な私の仕事。。。 なんて、やっつけ仕事が多いんだろう。。。 でも、やってみようと思います。 私の、思うジュエリーを。もうちょっと。 そう、思いました。 本当に、この素晴らしい再会をありがとうございます。 作家のお名前は森淳一さん。 私が見たのは、このホームページです。 4/19~7/6 熊本現代美術館でグループ展。11月には青山で個展をされるそうです。 #
by aasaag
| 2008-03-30 14:02
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This blog is about Asagi Maeda's jewelry works and her diary. Please click "art jewelry 2005~2006" (below the calender)to see pictures of her recent works! 作品はカテゴリーのart jewelryから見れます by aasaag カレンダー
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