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asagi maeda life work blog

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2006年 01月 02日

書く事

asagiのジュエリーには、殆ど詩がついています。
刻印されてたり、彫ってあったり、様々だけど、作品に詩をくっつけることは私にとって、ものすごく自然な行為。

言葉も、音楽も、artも、踊りも、なんだって、伝えたい事を伝えるための手段。
伝えたい事を伝える為に、何をどう使ったっていいよ!って、思ってます。

詩や文章を書くのは昔から大好きで、言葉を書くのはものすごく当たり前の行為だし、でもやっぱり言葉ではどうしても伝えられないと思う部分を作る。だから、実は言葉が先なんだけど。

ま。彫刻やってたころは、作品だけで勝負しろよみたいなこと言われたけど、不思議な事にジュエリーに文章つけても、ジュエリーだけで勝負しろよと言う人はいません。
(なんでかな?)
でも、みんなそれぞれスタイルというのがあるから、作品だけで勝負したい人は全然それも素敵です。
実際、え〜!この曲素敵なのに、何この歌詞〜!聴いてられん!とかいうのもある事は事実です。言葉の持つ影響力は大なので、危険ではあります。でも、きっと作者はどうしてもその歌詞を乗せたかった(かもしれない)ので、それなりに尊重はします。

人って、絶対に理解し合おうって努力しても絶対に100%理解し合えないのです。
だから、あまのじゃくしたり、ちょっと嘘ついてみたり、遠回しにしてみたりしたら、ものすごく理解から遠ざかってしまう。
そうやって、誤解しながら傷つけ合いながら生きてるのが人間かもしれないけど、でも、物を作る人がいじわるでは何の意味もない。
いじわるな現代美術って大嫌いです。嫌な気持ちにさせられたり、頭よさそーなことグチャグチャ言ったり、まあ、君には所詮わからないだろうけど。と突き放されてる気がする。ああいうのって、なんなんだ?(ただの意地悪だよ!)

それはともかく。
何かを発見したり感動したりして作品を作ろう!って思うんだけど、そういう時には、まず言葉が降りてくるのです。本当降りて来るとしか表現できないような普通な感じでワーってやってきて、書き留めるのに必死で書いて、後で読むと話がつながってるってことが多いです。

降りて来た詩のイメージを、それから形にしていきます。
ここが、一番難しくて、泣く部分です。なぜなら、イメージの中ってホワホワしてることが多くて、宙に浮いてたり、ものすごいスピードで動いてたり、彫金なんかじゃ所詮表せないものばかりなんだもん!
こういう時、映像はいいなーとも思います。でも、あっちは実体がないので、触れるっていう3Dの世界はやっぱり魅力的です。

本当は違う事書く予定だったんだけどな。ま。ゆっくり書いて来ます。

by aasaag | 2006-01-02 16:10


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